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2026年10月下旬、京都府京都市下京区にある東本願寺(ひがしほんがんじ)を訪れました。
実際に訪れて感じたこと、これから行く方の参考になりそうなポイントをまとめています。
写真の解説
東本願寺の正門にあたる御影堂門(ごえいどうもん)です。
1911年(明治44年)に再建された高さ約27メートルの二重門で、木造二重門としては日本一の高さといわれています。
重厚な屋根と堂々とした佇まいが印象的で、その迫力ある姿は圧巻です。
※本ページは、プロモーションが含まれています。
東本願寺について
東本願寺(ひがしほんがんじ)は、京都市下京区にある浄土真宗「真宗大谷派(しんしゅうおおたには)」の本山で、正式名称を「真宗本廟(しんしゅうほんびょう)」といいます。
「お東さん」の愛称でも親しまれている、京都を代表する寺院のひとつです。
その歴史は、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人(しんらんしょうにん)の没後、1272年(文永9年)に娘の覚信尼(かくしんに)や門弟たちによって廟堂(びょうどう)が建立されたことに始まります。
親鸞聖人の教えを受け継ぐ信仰の中心として発展し、1602年(慶長7年)には徳川家康から現在の寺地を寄進された第12代教如上人(きょうにょしょうにん)によって、新たな本願寺が創立されました。
これを機に本願寺は東西に分かれ、現在、東本願寺は真宗大谷派、西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山となっています。
広大な境内には、宗祖・親鸞聖人の御真影(ごしんねい)を安置する「御影堂(ごえいどう)」と、本尊の阿弥陀如来を安置する「阿弥陀堂(あみだどう)」が並び建っています。
特に御影堂は、正面約76メートル、奥行約58メートル、高さ約38メートル、内部には927畳もの畳が敷かれた世界最大級の木造建築として知られています。
東本願寺は度重なる火災に見舞われ、1864年(元治元年)の禁門の変では主要な建物が焼失しました。
現在の御影堂と阿弥陀堂は、全国の門徒たちの協力によって1895年(明治28年)に再建されたものです。
再建時に木材の運搬に使われた「毛綱(けづな)」が、今も境内に残されています。
2019年(令和元年)には、御影堂・阿弥陀堂・御影堂門・阿弥陀堂門・鐘楼・手水屋形の6棟が国の重要文化財に指定されました。
さらに2023年(令和5年)には、玄関門・寺務所門・内事門なども追加で指定されました。
また、東本願寺の飛地境内地には、国の名勝に指定されている庭園「渉成園(しょうせいえん)」があり、四季折々の美しい景観を楽しむことができます。
JR京都駅から徒歩約7分とアクセスも良く、見事な木造建築と長い歴史に触れながら、静かに参拝できる寺院です。
東本願寺の御影堂(ごえいどう)。
世界最大級の木造建築として知られ、その規模の大きさを実感できます。

東本願寺の感想
以前、京都タワーの展望室から東本願寺の広大な境内を見下ろしたことがあり、いつか実際に訪れてみたいと思っていました。
到着すると、立派な装飾が施された門が目に入りました。境内にはいくつもの門があるため、最初はどこから入ればよいのか少し迷いました。
間近で見る御影堂や御影堂門は想像以上に大きく、その迫力に圧倒されました。境内も広々としていて、京都の街中にありながら、厳かで落ち着いた雰囲気が印象的でした。
御影堂の内部には広大な畳敷きの空間が広がり、静かで荘厳な空気を感じました。
心地よい旅のポイント
※ 情報は変わる可能性もあるため、各公式HPにてご確認ください。
- 6つの重要文化財の門
東本願寺には、御影堂門・阿弥陀堂門・菊門・玄関門・寺務所門・内事門の6つの門があり、いずれも国の重要文化財に指定されています。
なかでも正門の御影堂門は、知恩院の三門、南禅寺の三門とともに京都三大門のひとつに数えられています(諸説あり)。
南側にある阿弥陀堂門には、美しい彫刻や装飾が施されています。
- 御影堂と阿弥陀堂
境内には、親鸞聖人の御真影を安置する御影堂と、本尊の阿弥陀如来を安置する阿弥陀堂が並んでいます。
どちらも国の重要文化財で、堂内に入って参拝することができます。
御影堂の広大な畳敷きの空間や、阿弥陀堂の金色に荘厳された内陣も見どころです。
- 毛綱(けづな)
御影堂と阿弥陀堂をつなぐ廊下には、明治時代の再建で使用された毛綱が展示されています。
再建の際には、巨大な木材を運ぶために丈夫な綱が必要でした。
運搬中に麻縄が切れる事故が相次いだことから、全国の女性たちが寄進した髪の毛と麻をより合わせて「毛綱」が作られました。
当時、全国から53本の毛綱が寄進され、最大のものは長さ約110メートル、太さ約40センチ、重さ約1トンにも及びました。
現在展示されている毛綱は、長さ約69メートル、太さ約30センチ、重さ約375キログラム。
多くの人々の思いと再建の苦労を今に伝える貴重な資料です。

- 手水屋形(ちょうずやかた)
境内にある手水屋形も国の重要文化財です。
1895年(明治28年)に再建された建物で、石の水盤の上に据えられた銅製の龍の口から水が注がれています。
2024年から2025年にかけて保存修理が行われました。
- 堂内参拝と靴袋
御影堂や阿弥陀堂に入る際は、靴を脱ぐ必要があります。
入口には靴を入れるビニール袋が用意されているので、脱いだ靴を袋に入れ、各自で持ち歩きながら参拝します。
参拝後は靴を履き、使用した袋を専用の返却口へ戻します。
- お買い物広場・ギャラリー
境内には「お買い物広場」があり、念珠やお線香、書籍、お菓子、東本願寺オリジナルの記念品などを購入できます。
また、参拝接待所のギャラリーでは、親鸞聖人の生涯に関する常設展示や季節ごとの企画展示を楽しむことができます。
- お東さん広場
御影堂門の前には「お東さん広場」が広がっています。
京都の街中にありながら開放感のある緑地空間で、イベントが開催されることもあります。
御影堂門の全景を撮影するスポットとしてもおすすめです。
- 渉成園(しょうせいえん)
東本願寺から徒歩数分の場所には、飛地境内地の庭園「渉成園」があります。
「枳殻邸(きこくてい)」とも呼ばれる国の名勝で、大きな池を中心に四季折々の景色を楽しめる池泉回遊式庭園です。
参観には庭園維持寄付金が必要で、大人700円以上、中高生300円以上、小学生以下は無料です。
- アクセスと参拝
東本願寺はJR京都駅から徒歩約7分、地下鉄五条駅から徒歩約5分と、アクセスの良い場所にあります。
なお、11月~2月は開門時間が少し短くなります。
境内への入場や御影堂・阿弥陀堂への通常参拝は無料です。
京都観光の途中にも立ち寄りやすく、心静かにお参りできます。

左から、ニデック京都タワー、手水屋形(ちょうずやかた)、阿弥陀堂(あみだどう)、御影堂(ごえいどう)。
京都タワーを背景に、歴史ある建物が並ぶ東本願寺の境内。
まとめ
東本願寺は、壮大な建築美だけでなく、その再建を支えた人々の思いにも心を動かされる寺院です。
長い年月を経て受け継がれてきた信仰の歴史は、今も境内の至るところに息づいています。
京都を訪れた際には、ぜひその迫力と歴史の重みを肌で感じてみてはいかがでしょうか。
Have a nice trip!良い旅を!!

