太宰府天満宮

福岡 - Fukuoka -

へ行ってきました!
   
2026年10月上旬、福岡県太宰府市にある太宰府天満宮を訪れました。
実際に訪れて感じたこと、これから行く方の参考になりそうなポイントをまとめています。
     

写真の解説

トップ写真は、2026年10月に撮影したものです。
  
2023年5月に始まった御本殿の大改修が完了し、2026年9月19日には、3年以上を経て御本殿正面からの参拝が再開されました。
  
写真は、新しくよみがえった御本殿です。
  

※本ページは、プロモーションが含まれています。

太宰府天満宮について

 太宰府天満宮は、学問・文化芸術・厄除けの神様として知られる菅原道真公(すがわらのみちざねこう)をお祀りする神社です。
  
 道真公の御墓所(おぼしょ)の上に創建され、全国に約10,000社ある天満宮の総本宮として、1,100年以上にわたり大切に守り伝えられてきました。
  
  
 道真公は、学者・政治家・文人として活躍しましたが、京都から大宰府へ左遷され、903年(延喜3年)2月25日にこの地で生涯を終えました。
  
 2027年(令和9年)には、菅原道真公1125年の節目を迎え、「菅原道真公1125年太宰府天満宮式年大祭(しきねんたいさい)」が執り行われます。
  
  
 式年大祭(しきねんたいさい)は、天神さまの御神霊(おみたま)をお慰めするとともに、さまざまな記念事業を通して天神信仰を広め、次の世代へ受け継いでいくための祭典です。
  
 道真公の誕生日は6月25日とされています。亡くなられた日は2月25日。そのため、「25」は道真公と深い縁のある数字とされ、太宰府天満宮では25年ごとに式年大祭が執り行われています。
  
 この大切な節目に向けて行われた記念事業のひとつが、124年ぶりとなる御本殿の大改修です。
  
  

124年ぶりの御本殿大改修

 太宰府天満宮の御本殿は、1591年(天正19年)に小早川隆景(こばやかわたかかげ)によって再建された建物で、国の重要文化財に指定されています。
  
 檜皮葺き(ひわだぶき)の屋根や鮮やかな漆塗り、装飾金具などが特徴で、安土桃山時代の華やかな建築様式を今に伝えています。
  
   
 430年以上の歴史を持つ御本殿を未来へ受け継ぐため、檜皮葺きの屋根の葺き替え、漆塗りや彩色、木部や装飾金具の補修などが行われました。
  
 建物を建て替えるのではなく、歴史ある姿を守りながら、伝統技法によって傷んだ部分を丁寧に修復する工事です。
  
  

約3年間限定の仮殿と、その後の森

 御本殿の改修期間中は、2023年(令和5年)5月に完成した仮殿(かりでん)に、菅原道真公の御神霊(おみたま)が一時的にお祀りされていました。
  
 建築家・藤本壮介(ふじもとそうすけ)氏が設計した仮殿は、屋根の上に本物の木々が植えられた、まるで森が浮かんでいるような斬新なデザインが特徴でした。
  
 2026年(令和8年)5月に、御神霊を仮殿から御本殿へお戻しする正遷座祭(しょうせんざさい)が執り行われ、仮殿はその役目を終えました。
  
 仮殿の屋根に植えられていた木々は、太宰府天満宮の「天神の杜(てんじんのもり)」へ移植されることになりました。 
  
  
  

太宰府天満宮の感想

期間限定の仮殿は、緑に包まれた姿がとても印象的でしたが、御本殿が以前の落ち着いた佇まいに戻り、とても懐かしく感じました。
  
外観は以前と変わらないように見えますが、金色の装飾はひときわ輝き、目を引きます。
  
124年ぶりの大改修を経ても、長年親しまれてきた御本殿の姿がそのまま受け継がれていることに、歴史ある建物を守り続ける大切さを感じました。
  
華やかさの中にも、どこか心が落ち着く雰囲気があり、やはり太宰府天満宮は素敵な場所だなと思いました。
   
  
  

心地よい旅のポイント

※ 情報は変わる可能性もあるため、各公式HPにてご確認ください。

  • 御本殿に向かって右手には、御神木「飛梅(とびうめ)」があります。
      
    菅原道真公が京都から大宰府へ左遷される際、大切にしていた梅の木に別れの歌を詠みました。
      
    「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
    春の東風が吹いたら、梅の花よ、香りを届けておくれ。主人がいなくなったからといって、春を忘れないでおくれ。
      
    すると、道真公を慕った梅の木が、一夜にして大宰府まで飛んできたという伝説があります。
      
    飛梅は境内の梅の中でも特に早く花を咲かせることで知られています。
    太宰府天満宮全体の梅の見頃は、例年2月から3月上旬頃です。
      
    ※「大宰府」は古代の役所や歴史上の地名を指す表記で、現在の地名や神社名には「太宰府」が使われています。
      
      
      
  • 御本殿の裏手にも、見どころがあります。
      
    御本殿の裏手には、国の天然記念物に指定されている夫婦樟(めおとくす)や、厄晴れひょうたんなどの見どころがあります。
    御本殿の右手から奥へ進むと、天開稲荷社(てんかいいなりしゃ)へ続く道もあります。赤い鳥居が連なる石段を上った先にあり、開運や商売繁盛の神様として親しまれています。
    → 天開稲荷社の感想・見どころはこちら
        
      
      
  • 参道の近くには、光明禅寺(こうみょうぜんじ)があります。
      
    美しい枯山水(かれさんすい)の庭園で知られる禅寺で、特に新緑や秋の紅葉が見どころです。
    拝観できる日は限られており、行事などによって公開状況も変わるため、訪れる前に確認しておくと安心です。
      
       
  • 太宰府名物のお土産もおすすめです。
      
    参道には、小豆あんをお餅で包んで焼いた「梅ヶ枝餅(うめがえもち)」のお店が並んでいます。
    菅原道真公の境遇を憐れんだ老女が、梅の枝に餅を添えて差し上げたことが由来とされ、焼きたての香ばしい味わいが人気です。
      
      
    また、天神さまのお使いで幸運を招くとされる鳥「鷽(うそ)」をかたどった民芸品「木うそ」もあります。
    毎年1月7日には、木うそを取り替えて、前年についた嘘を天神さまの誠の心に替える「鷽かえ神事(うそかえしんじ)」が行われます。
      
       
      
  • 歴史に興味がある方は、大宰府政庁跡にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
      
    かつて九州の政治や外交の中心として重要な役割を果たした場所です。
    周辺には観世音寺(かんぜおんじ)や戒壇院(かいだんいん)、元号「令和」ゆかりの坂本八幡宮などもあり、歴史散策を楽しめます。
     
    → 元号「令和」ゆかりの地を巡る|観世音寺・戒壇院・大宰府政庁跡・坂本八幡宮 
      
      
      
  • 太宰府天満宮の基本的な見どころや参拝方法については、以前の記事でも紹介しています。
      
    御神牛(ごしんぎゅう)や心字池(しんじいけ)、太鼓橋、楼門、参拝のポイントなどをまとめています。
      
    → 太宰府天満宮の参拝・見どころはこちら
      
      
      

まとめ

124年ぶりの大改修を経て、再び美しい姿を見せてくれた太宰府天満宮の御本殿。
  
長い歴史を感じさせる落ち着いた佇まいはそのままに、細部まで丁寧に修復され、これからも大切に受け継がれていくのでしょう。
  
懐かしい御本殿の姿を見ることができて、嬉しく思いました。
  
太宰府天満宮を訪れた際には、ぜひ御本殿の美しい屋根や装飾にも目を向けてみてください。
  
  
Have a nice trip! 良い旅を!!
 
  
  
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