櫛田神社

福岡 - Fukuoka -

に行ってきました!
   
2025年1月下旬に櫛田(くしだ)神社に行きました。
旅行の参考になりそうな感想とポイントをまとめてみました。
   

写真の解説

写真は、1月に撮った写真です。
  
写真は、楼門の大きなお多福面。高さは5mほど。
2月の節分の前後に1ヶ月ほど、福を招くお多福面が設置されます。
頭上に気を付けてお多福面の大きなお口をくぐり、境内に入って参拝します。
  
お顔は多少異なりますが、同じようなお多福面が楼門の他、北神門南神門にもありました。


※本ページは、プロモーションが含まれています。

櫛田神社について

 博多の旧市街にあり、夏の風物詩である博多祇園山笠が奉納される神社です。  
 愛称は、お櫛田さん。正式名称は、博多総鎮守櫛田神社(はかたそうちんじゅくしだじんじゃ)
  
 社伝によれば、博多の総氏神様として最古の歴史があり、ご祭神として左殿に天照大御神(あまてらすおおみかみ)(大神宮)、正殿に大幡主命(おおはたぬしのみこと)(櫛田宮)、右殿に素戔鳴尊(すさのおのみこと)(祇園宮)の3神を祀っています。
 商売繁盛や不老長寿、夫婦円満、縁結びなどにご利益があります。
  
  
  
博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)について〉
 櫛田神社に山笠を奉納する神事。鎌倉時代、疫病退散を祈願したことから発祥。
 祭礼期間:7月1日〜15日
   
 1979年(昭和54年)、国重要無形民俗文化財に指定、2016年(平成28年)にユネスコ無形文化遺産に登録されています。
  
 山笠(やまかさ)の飾りを乗せる土台部分の山笠台(やまだい)は、しなやかさや強さを出すために釘を1本も使わず、山笠舁き(やまかき)(山笠を担いで市内を回ること)の衝撃でも緩まないように山笠大工(やまだいく)の熟練の技で、木材と縄だけで作られます。
※ 祭礼そのものは山笠(やまかさ)、神輿部分は山笠(やま)or 山と称して区別されます。
  
 ひとつの山笠(やま)を運営する町の集合体である(ながれ)は、土居流、大黒流、東流、中洲流、西流、千代流、恵比寿流の七流。
  
 昔は、10m以上の山笠(やま)を舁いていましたが、明治時代頃から電線が架設され、多くの電線が山笠舁きで切断されたことから現在の5mほどの舁き山(かきやま)になりました。 
 写真は、櫛田神社の境内にある観賞用の「飾り山」の表(おもて)。6月を除いて1年中展示されています。
(山笠の前方は表(おもて)、反対側の後方を見送り(みおくり)と言います。)
 しんがりを務める「走る飾り山」は、電線や信号機、標識などに接触しない伸縮式で、人形が煙を吐くパフォーマンスがあるとのこと。

  

櫛田神社の感想

 何年か前に福岡市内で集団山笠見せ(やまみせ)を見たときには、山笠スタイルに少々衝撃を受けつつ、勇猛果敢に山笠(やま)を舁く(かく)姿に迫力があったことを覚えています。最終日の追い山笠(おいやま)ではとても迫力があるんだろうな、と思います。
 近年では、制作などに女性も参加しているようですね。
  
 櫛田神社に行った日は、平日で、みぞれがちらちら降る寒い日だったにもかかわらず、たくさんの人がいました。破魔矢やお守りを買う人の姿も多かったです。
  
 拝殿の破風(はふ)の部分に、右と左に風神雷神の木彫りがありました。よく見ると、風神があっかんべぇをして共に暴風雨を起こそうと誘う雷神から逃げています。珍しいですね。ユーモアのある博多っ子の気質を表しているそうです。

  

心地よい旅のポイント

※ 情報は変わる可能性もあるため、各公式HPにてご確認ください。

  • 節分は、国立天文台が観測・計算して発表する立春の日の前日。   
    2025年の節分は、2月2日。
    豆まき神事は、例年、2月3日に行われるとのこと。
       
       
  • 楼門の敷居を跨いだ後、上を向いて天井を見てみましょう。干支恵方盤が吊り下げられています。
    矢印が、その年の年神さまが居る方角(恵方)を示しています。
    2025年の恵方は、西南西。
    節分には、恵方を向いて願い事をしながら恵方巻きを食べましょう。^^
      
      
      
  • 楼門を入ると、座牛がいます。
    太宰府天満宮の御神牛のように、自分の体の良くない部分を撫でた後、御神牛で同じ部分を手で撫でるとその部分の病気が治る、と言われています。
    皆さん頭が良くなりたいのか、お牛の頭はピカピカでした。
      
      
      
  • 博多では、銀杏と書いて「ぎなん」と呼びます。
    境内入口の「櫛田の銀杏」は、樹齢千年以上とも言われ、県の指定天然記念物。ご神木として延命長寿のシンボルとなっています。
      
       
  • 境内の飾り山笠(かざりやま)のすぐ隣に夫婦銀杏(めおとぎなん)がありました。
    大樹3本のうち1本が雌木で、秋にはたわわに黄金色の実をつけ子孫を宿すことから、夫婦円満、縁結びの霊樹として信仰されています。
      
      
  • 夫婦銀杏の向かいには、夫婦恵比寿神社があります。櫛田神社の境内です。
    夫婦円満や縁結び、商売繁盛を願いましょう。
      
      
      
  • 櫛田神社の境内には、有名力士が力自慢に持ち上げた石が奉納されている力石や、お稲荷さん、昔の戦いの焼け跡に残った石や瓦を埋め込んで作った土塀の博多べいの一部などがあり、小便小僧もいました。
      
      
  • 櫛田神社の社宝が展示されている博多歴史館もあります。
    博多祇園山笠の文化や歴史に触れることができます。入館料無料。
      
      
  • 楼門前の櫛田表参道沿いに博多町家ふるさと館もあります。
    ここでも山笠の紹介などがあり、博多の歴史を知ることができます。
      
      
        

まとめ

櫛田神社は、周りに多くのお寺がある博多旧市街の一部です。
お寺以外に、川端商店街やキャナルシティ、博多リバレイン、歌舞伎座なども近くにあります。
ぜひ、散策して博多を知り尽くしてください。^^
  
  
Have a nice trip!良い旅を!!


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