へ行ってきました!
2026年7月中旬、福岡市博多区で行われた博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)の追い山を訪れました。
実際に訪れて感じたこと、これから行く方の参考になりそうなポイントをまとめています。
写真の解説
写真は、7月に撮影しました。
二番山笠「西流」の舁き山笠(かきやま)です。
舁き山笠が通る直前には、沿道から「勢い水(きおいみず)」と呼ばれる水が掛けられます。
これは舁き手や舁き山笠を清める意味があるほか、舁き手の体を冷やし、舁き山笠の乾燥を防ぐ役割もあります。
勢い水を浴びながら博多の街を駆け抜ける姿は、博多祇園山笠ならではの迫力ある光景です。![]()
※本ページは、プロモーションが含まれています。
博多祇園山笠について
博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)は、福岡市博多区で毎年7月1日から15日まで行われる、780年以上の歴史を持つ伝統的な神事です。
京都の祇園祭と同じ祇園信仰に由来する祭礼の一つです。
一般に広く伝えられている説では、起源は1241年(仁治2年)とされ、博多で疫病が流行した際、承天寺(じょうてんじ)の開山である聖一国師(しょういちこくし)が施餓鬼棚(せがきだな)に乗って町を回り、祈とう水をまいて疫病退散を祈願したことが始まりと伝えられています。
その後、疫病除けの神として信仰される素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀る櫛田神社の奉納神事として受け継がれ、現在では無病息災や地域の繁栄を願う博多の伝統行事となっています。
祭りでは、豪華な人形で飾られた「飾り山笠(かざりやま)」が街の各所に展示される一方、男たちが約1トンの「舁き山笠(かきやま)」を担いで博多の街を駆け抜けます。
特に、7月15日早朝の「追い山」は祭りのクライマックスとして多くの人でにぎわいます。
舁き山笠は、「大黒流」「東流」「中洲流」など、博多を7つの地域に分けた「流(ながれ)」ごとに舁かれ、それぞれが伝統や誇りを受け継ぎながら奉納します。
祭り期間中はさまざまな関連行事が行われます。
毎年国内外から多くの見物客が訪れ、博多を代表する夏の風物詩として親しまれています。
1979年(昭和54年)には国の重要無形民俗文化財に指定され、2016年(平成28年)には「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産にも登録されました。

博多祇園山笠の感想
博多の夏を彩る伝統の祭り、博多祇園山笠の追い山を見に行ってきました!
櫛田神社で行われる「櫛田入り(くしだいり)」(櫛田神社の清道(せいどう)を一周し、タイムを競う追い山最大の見せ場)は見ることができませんでしたが、博多の街の追い山コース沿いで各流の力強い走りを見ることができました。
追い山は午前4時59分に始まるため、早起きしましたが、活気あふれる雰囲気を楽しむことができました♪
追い山を見るのは初めてでした。
学生の頃に市内で集団山見せを見たことがあり、その夏の熱気と迫力に圧倒され、締め込み姿にも驚いたことを覚えています。
今回は、その迫力はもちろん、男たちの勇ましい姿に見入ってしまいました。
山笠が男性だけで受け継がれている理由にも、なんとなく納得です。
早朝にもかかわらず観客はいっぱいで、出発地点には近付けませんでした。
東長寺の近くで、七つの流(ながれ)が「オイサ、オイサ」と言いながら、舁き山笠を担いでいくのを見ました。
各流の最初の方には、流の名前が書かれた招き板を持った子供たちが走っていました。
こうやって伝統が受け継がれていくんだな、と感じました。
最後まで見た後に、櫛田神社にお参りに行きました。
神社に向かう途中、西流の舁き山笠が通りに来て止まったので、何が始まるのだろうと大勢の観客と見ていました。
「祝いめでた」をみんなで歌い始め、舁き山笠を揺らし始め、歌が終わり、博多手一本で締めたかと思うと、
一斉にみんなで山笠(やま)に登り、豪快に壊し始めました。
すごい迫力。
縁起物とされる山笠の部材を求めて集まり、中には落ちてしまう人もいました。
最後は山笠が倒れ、大きな歓声が上がっていました。
これは「山崩し」と呼ばれる伝統行事で、現在では西流のみで行われているそうです。
この場に立ち会うことができ、とても貴重な体験となりました。
櫛田神社に行くと、境内がお祭り仕様になっており、テレビ局のブースが設置されていたり、屋台が出ていたり。
境内に入ると、お祭りの参加者の方たちが追い山の後のお宮参りをしに来られました。
上川端通商店街では、追い山を終え、唯一の「走る飾り山笠」が時折り煙を吐いてゆっくりと動いていました。
夏らしい暑さの中にも、朝は涼しい風が吹いていました。
「福岡の夏っていいな」としみじみ感じました。
早起きは大変でしたが、それ以上に心に残る朝となりました。

心地よい旅のポイント
※ 情報は変わる可能性もあるため、各公式HPにてご確認ください。
■ 初めて見るならこの日がおすすめ
- 7月12日夕方 … 追い山ならし(本番とほぼ同じコースを走る予行演習)
- 7月13日夕方 … 集団山見せ(七つの流が福岡市中心部を走ります。)
- 7月15日早朝 … 追い山(祭り最大の見どころ。櫛田入りの後、各流は約5kmの追い山コースを走ります。)
※7月1日~15日の期間中、さまざまな神事や行事が行われます。
■ 山笠の七流
「大黒流」「東流」「中洲流」「西流」「千代流」「恵比須流」「土居流」の七流によって受け継がれています。
追い山では、七流の櫛田入りに続いて、上川端通の「走る飾り山笠」も登場します。
■ 観覧前に確認
当日のスケジュールやコースなど、事前に確認しておくのがおすすめです。
■ とても混雑します
人気の観覧場所は早朝でも多くの人でにぎわいます。
見やすい場所で観覧したい方は、時間に余裕を持って到着するのがおすすめです。
■ 熱中症対策を
早朝から多くの人が集まるため、飲み物を持参し、こまめな水分補給を心掛けましょう。
■ 飾り山笠も見どころ
豪華な飾り山笠は、市内各所で期間中展示されています。
歴史上の人物だけでなく、サザエさんなどのアニメを題材にした飾り山笠もあり、それぞれ違った魅力があります。
追い山だけでなく、飾り山笠めぐりも博多祇園山笠の楽しみ方の一つです。
■ 櫛田神社にもぜひ
祭りの期間中は、櫛田(くしだ)神社にも多くの人が訪れ、屋台も並びます。
櫛田神社については、別のページで詳しく紹介しています。(山笠についても触れています。)
→ 櫛田神社に行ってきました!
■ マナーを守って楽しみましょう
博多祇園山笠は、博多の人々が大切に受け継いできた宗教的・文化的な伝統行事です。
観覧の際は敬意を持って楽しみ、安全確保のため警察や係員の指示に従いましょう。
■ 現地で見られない人へ
櫛田神社は境内がそれほど広くないため、櫛田入りを間近で見るのは難しい場合もあります。
当日の様子はテレビ中継や動画配信などでも見ることができます。![]()
まとめ
山笠は、単なるお祭りではなく、博多の歴史や信仰、職人の技、地域の絆が受け継がれてきた、博多を代表する伝統行事です。
舁き山笠が博多の街を駆け抜ける迫力だけでなく、780年以上にわたって受け継がれてきた文化や伝統、人々の熱い思いにも、ぜひ触れてみてください。
Have a nice trip!良い旅を!!
◎ 写真撮影や動画撮影をする方は、モバイルバッテリーがあると安心です。

