通潤橋

熊本 - Kumamoto -

に行ってきました!
    
2024年4月下旬に通潤橋に行きました。
旅行の参考になりそうな感想とポイントをまとめてみました。
  

写真の解説

写真は、4月に撮った写真です。
  
矢部地域の発展のため、通潤橋を代表となって建設した惣庄屋(現在の町長)布田保之助(ふたやすのすけ)の像が通潤橋の方を向いています。
通潤橋の上に何人か人もいます。

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通潤橋について

 布田保之助は、江戸時代後期(1833〜1861年)、矢部地域の長、行政の責任者(惣庄屋)で、61歳までの約30年の間に、新田開発を目的とした用水路・ため池などの整備を行なったほか、道路や橋などの交通網を整備するなど、地域の実情に応じて数多くの開発事業を手がけ、矢部地域の発展に尽力しました。その中で最も有名なものが、白糸台地へ安定した農業用水を供給することを目的に建造した通潤橋・通潤用水です。
 通潤橋は、1854年に肥後の石工たちの持つ技術を用いて建設された石橋で、日本最大規模の石造アーチ水路橋です。1960年に国の重要文化財に指定されたほか、2014年に国際かんがい排水委員会により初代の「かんがい施設遺産」として登録され、そして、昨年度2023年9月には、国宝に指定されました。
 熊本地震や豪雨の被害も受けましたが、現在は復興して放水も復活し、通潤橋の水は今でも白糸台地の水田を潤しています。
  
  

通潤橋の感想

通潤橋へ行ったのは放水が行われる4月ではあったものの、1日1回13時からということで、午前中に着いて他に予定のあった私たちは見ることはできませんでした。
子供の頃に放水されているのを一度だけ観たことがありますが、周りからも歓声が上がるほど勢いがあり見応えのあるものでした。

放水は見れませんでしたが、昔ながらの緑の多い景観に癒されました。
  
  

心地よい旅のポイント

※ 情報は変わる可能性もあるため、各公式HPにてご確認ください。

  • 日本の石造りアーチ水路橋の中で唯一「放水」のできる橋ですので、できれば見て帰りたいですね。

    5月から7月中旬までは農地かんがいのため、12月から3月までは通潤橋の石材の凍結を防止するため放水は行われません。
    HPでスケジュールをチェックしましょう。
    放水がある日は、1日1回、通常午後1時から約15分間です。
    放水は水路に溜まった堆積物を取り除くために行われているため、水が足りない場合はできません。
    その他の理由で急遽、取りやめになる可能性もあることも認識しておきましょう。
      
  • 「通潤橋史料館」では、200インチの大画面で放水の迫力が体験できます。 
      
      
  • 放水日のみ、決められた時間に有料で、橋の上の見学ができます。
    人数制限あり。通潤橋の向かいの通潤橋ミエルテラスで橋上観覧証の購入が必要です。
    人が渡るためではなく農業用水を送るために建設された水路橋のため、手すりがありません。橋はできる限り中央を通行する、など橋上観覧の注意事項がありますので、気を付けて楽しみましょう。
      
  • 布田保之助の像と通潤橋の向かいの通潤橋ミエルテラス(=下写真) 

  

  • 物産館で買うお土産は、特産品の矢部茶や、ゆず加工品などいかがでしょう。
    レストランの名物は、ご飯が通潤橋の形になっている「通潤橋カレー」とのこと。
      
      

まとめ

 地元の発展や人々の生活の安定のために尽力した布田保之助の功績は素晴らしいですね。生前は矢部地域で保之助の恩恵を受けなかった村はなかったと言われ、今では布田保之助を神様とする布田神社があり、今も地元の人たちに感謝されているとのことです。
  
 放水を見る機会も年間を通して少ないですが、国宝になった通潤橋を見にきてはいかがですか?
   

Have a nice trip! 良い旅を!!
  
  

Tsujun Bridge

Yasunosuke Futa served as the administrative head of the Yabe area local government in the late Edo era (1833-1861). He worked hard to improve the Yabe area for about 30 years before retiring at the age of 61.
He helped start many projects to improve Yabe, such as reservoirs for agriculture, roads, and bridges. He is most famous for “Tsujun Bridge” and the stable supply of water for agriculture it supplied to Shiraitodaichi, “Tsujun water”.
“Tsujun Bridge” is the largest stone arch aqueduct in Japan. It has been recognized as an Important Cultural Property of Japan and is also registered as one of the first Heritage Irrigation Structures by the International Commission on Irrigation and Drainage. And last September 2023, it was designated as a National Treasure.

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