に行ってきました!
2025年9月下旬に徳川園に行きました。〈名古屋市東区〉
旅行の参考になりそうな感想とポイントをまとめてみました。
写真の解説
写真は、9月に撮った写真です。
1900年(明治33年)に建てられ、尾張徳川家ゆかりの歴史を今に伝える徳川園の黒門(くろもん)です。戦災を免れた貴重な建造物で、現在は登録有形文化財に指定されています。
正面の幅が三間あり、両側の控柱が屋根を支える重厚な構造の三間薬医門(さんげんやくいもん)の形式を採用しており、武家屋敷の面影を今に伝えています。
黒門と呼ばれ、写真でも黒く見えますが、総けやき造りです。
西日が正面から当たると木肌が浮かび上がり、木造であることがよくわかります。
門を入ると、両側に出店が並んでおり、正面には徳川美術館の入口がありました。
徳川園(庭園)の入口は、左手にあります。
※本ページは、プロモーションが含まれています。
徳川園について
美しい日本庭園の徳川園は、池泉回遊式の大名庭園として知られています。
もともとは、尾張藩2代藩主・徳川光友(みつとも)の隠居所であった大曽根御屋敷(1695年(元禄8年)築)の跡地に造られました。
当時の敷地は約44ヘクタール(約13万坪)と広大で、自然の景観を凝縮した庭園として設計されています。
光友の死後、庭園は尾張藩の家老たちに受け継がれましたが、1889年(明治22年)に再び尾張徳川家の所有に。
1931年(昭和6年)、尾張徳川家第19代当主・徳川義親(よしちか)により名古屋市に寄贈され、翌1932年(昭和7年)に「徳川園」として公開されました。
第二次世界大戦中の名古屋大空襲で大部分が被災しました。
戦後、都市公園として改修された園内に、名古屋市は、2001年(平成13年)から日本庭園の整備を行い、2004年(平成16年)に開園。現在の美しい姿となっています。
写真は、庭園の中心的存在である龍仙湖(りゅうせんこ)。
地下水を水源とする庭園内の大きな池です。

徳川園の感想
9月下旬、まだ少し暖かさが残る週末でした。
龍仙湖のほとりにはヒガンバナが咲いており、水辺ではしなやかな柳の緑が風に揺れていました。
ラベンダーに似たヤブランや、白いタマスダレの花も目を引きます。
池の周りや木々の中を散策し、静かな風情を楽しみました。
中でも青々とした紅葉が多く見られ、秋がもう少し深まれば、きっと美しく色づくのだろうなと思いました。
写真は、大曽根の瀧(おおぞねのたき)。落差約6メートルの三段の滝です。
周囲の情景と流れ落ちる水の音に心が癒されます。

心地よい旅のポイント
※ 情報は変わる可能性もあるため、各公式HPにてご確認ください。
- 池泉回遊式の庭園には、四季折々の花木や水景が巧みに配置されています。
散策や四季の花の観賞にぴったりのスポットです。
牡丹園(ぼたんえん)(見頃:4月中旬〜下旬)や菖蒲田(しょうぶだ)(見頃:5月下旬〜6月初旬)もあります。
- 園内には茶室や灯籠(とうろう)、旧藩邸の遺構も点在し、静かに時を超えた趣を味わえる場所です。
- 龍門の瀧(りゅうもんのたき)
江戸時代の尾張藩主・徳川光友の下屋敷に由来する滝。
「登竜門」の伝説にちなんだ趣向が施され、現在は約20分ごとに水量が増す仕掛けで当時の景観を再現しています。
- 大曽根の瀧(おおぞねのたき)
上・中・下段で岩の組み方が異なる三段の滝。
水しぶきの変化を楽しめます。1日に4回、約10分ほど水が止まる時間もあります。
- 他にも虎仙橋(こせんきょう)や虎の尾などの風情のある見どころがたくさん。
- 鯉が泳ぐ場所があり、近くで餌も販売。
大きな鯉たちが口を開けて集まる様子を間近で楽しめます。
- 蚊のいる季節は、木陰にいると寄ってきます。虫除け対策をしましょう。
- ガーデンレストラン徳川園や蘇山荘などのレストランがあります。
庭園に面したガーデンホールでは、結婚披露宴が行われていることもあります。
- 7、8月以外には無料ガイドの方もいます。
- 園内への入口は、黒門側の黒門口と大曽根口と2箇所ありました。
黒門口の隣には、ショップ葵(あおい)というお土産ショップがあります。
葵の紋入り葵クッキーや武将ステッカー、箸置きなど、徳川園限定のアイテム、さらに、地元の和菓子や伝統工芸品も揃っており、手土産や贈り物にぴったりです。
- 徳川美術館
庭園に隣接しており、徳川家ゆかりの貴重な文化財や歴史資料を通して、徳川時代の文化や歴史を学べます。 → 徳川美術館 に行ってきました!
- 名古屋城や白鳥庭園、徳川美術館などとの共通券もあり。
まとめ
自然と歴史が織りなす庭園には、外国からの観光客も多く訪れていました。
静かな散策の中で、日本の伝統美を感じてみませんか?
Have a nice trip!良い旅を!!