千畳敷カール

長野 - Nagano -

に行ってきました!
   
2025年8月初旬に千畳敷(せんじょうじき)カール(中央アルプス)〈長野県駒ヶ根市〉に行きました。
旅行の参考になりそうな感想とポイントをまとめてみました。
   

写真の解説

写真は、8月に撮った写真です。
  
ロープウェイを降りた千畳敷駅の近くに駒ヶ岳(こまがたけ)神社があります。
その神社を過ぎた辺りで撮りました。遊歩道が続いています。
  
左手の一番高い峰が、標高2,931m宝剣岳(ほうけんだけ)
宝剣岳の直下に、氷河によってスプーンで削られたようなお椀型のくぼ地、千畳敷カールが広がっています。
  
緑部分は、植物の生い茂っている場所。
白い部分は、岩肌や岩場、石道となっている場所です。


※本ページは、プロモーションが含まれています。

千畳敷カールについて

 千畳敷カールは、長野県の中央アルプス、木曽駒ヶ岳の中腹に広がっています。
 約2万年前に氷河のゆったりとした流れにより山肌が侵食されてできた地形で、その氷河地形(カール)の代表例です。
  
 千畳敷(せんじょうじき)とは、畳を千枚敷いたような広くて平らな場所、という意味。
 カールとは、氷河によって削られてできたお椀型の地形(圏谷(けんこく))のことです。ドイツ語の Kar に由来しています。
  
 2020年3月、長野県南部の木曽山脈(中央アルプス)全域が国定公園に指定され、千畳敷カールも国定公園の一部になることで、自然環境の保全がより確実になり、自然の美しさを損なわずに楽しめる環境が整備されています。
  
  
  
 千畳敷カールへ行くためには、駒ヶ岳ロープウェイを利用します。
 起点のしらび平(しらびだいら)駅(標高約1,662m)から終点の千畳敷駅(標高約2,612m)まで、一気に約950mの高低差を昇ります。この高低差は、日本一です。
 また、千畳敷駅は、日本一標高の高い駅としても知られています。
   
 ゴンドラは、秒速7mの速さで走行しており、すれ違う瞬間は一瞬です。
 約7分30秒で、標高2,612メートルの千畳敷カールに到着します。

  

千畳敷カールの感想

暑いね。避暑地に行こうよ。ということで、行ってきました。中央アルプス。
  
いや、もう本当に涼しかったです。気温は20℃ほどで、ひんやりとした風が心地良かった。
標高が高いので、「涼しくても日差しは強いかな?」と思っていましたが、いい感じに曇ってくれて、絶好の散策日和でした。
  
遊歩道はいろんな形の石だらけで、けっこうワイルド!スニーカーで大丈夫だけど、気を抜くと足をくじきそうでした。
少し離れたところには、お猿さんの群れがいて、ちびっ子お猿さんも何匹かぴょんぴょんと元気良く動いていて可愛かったです。  
  
絶景を見ながらの散策は最高でした。
山の天気は変わりやすいんですね。ロープウェイで戻る頃には、雲が下へ降りてきていて、千畳敷カールはまた違った幻想的な表情を見せてくれました。
  
  
写真の中にある建物は、ロープウェイの千畳敷駅。ホテル千畳敷やテラスSO・RA・TO・KIも隣接しています。
長野県駒ヶ根市の町並みを見下ろすことができます。

  

心地よい旅のポイント

※ 情報は変わる可能性もあるため、各公式HPにてご確認ください。

  • 行くと決まったら服装を考えます。
    一般的には、標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がるそうです。
    私が行った日は下界が猛暑日で、日中37℃ほどでした。千畳敷カールは20℃ほど。
    かなりの気温差があります。もちろん1日の中でも朝晩は気温が下がります。
    しっかりと上着を持ってきましょう。
      
      
      
  • 黒川平〜しらび平の間が一般車両通行禁止のため、標高約850mの菅の台バスセンターから専用の路線バスに乗り、ロープウェイ起点のしらび平駅まで行きますが、そこまでの道がなんともくねくねしている坂道を30分ほど昇ります。
    バスの運転手さんは、さすがだと感じます。
      
      
  • 専用路線バスもロープウェイも時間や運行状況を確認しておくと良いですね。
    繁忙期などは、臨時便が出ます。反対に悪天候の際は、運休です。
    情報を随時チェックしましょう!

      
      
  • ロープウェイで千畳敷駅に到着すると、日本一空に近いテラス SO・RA・TO・KI があります。
    千畳敷カールと宝剣岳を一望できます。
    晴れていたら、わ〜☆と思うこと間違いなし!
    SO・RA・TO・KI は、「空と木」「空・時」に由来。
        
      
      
  • 遊歩道散策は、一周約45分です。
    山道ほどではないですが、起伏もあって大小の石の上を安全を確認しながら歩きます。歩きやすい服装や靴で行きましょう。
      
  • 遊歩道から上の道は登山靴や雨具などの登山装備が必須となります。
      
      
      
  • 千畳敷カールでは、四季を通して楽しめます。
    :カール一帯が広大なゲレンデとなる 4〜6月は、スキーやスノーボード。スノーシューを履いて雪遊びが楽しめます。
    :真夏でも最高気温が20℃前後の 7〜8月には、登山や散策をしながら高山植物を鑑賞できます。
    :9〜10月は、紅葉の時期です。
    :11〜3月、マイナス20℃の銀世界で、星空や樹氷など、雪景色を見に行きませんか。
       
      
      
  • 千畳敷駅舎と直結した千畳敷ホテルがあります。通年営業!
    中央アルプスの湧水を使用した大浴場もあります。
    ホテルを利用すれば、登山以外でも早朝のご来光や星空観賞などしっかり自然を楽しめますね。
      
      
      
  • 植物保護のため遊歩道や登山道以外へ立ち入らない、ゴミは持ち帰る、高山植物や生き物などの採取をしない、などの山でのルールを守りましょう。
    お猿さんが近付いてきたら、目を合わせずに静かに立ち去りましょうね。
     
      
      
  • 菅の台バスセンターの徒歩わずかのところには、地元特産品ショップや観光案内所などがある駒ヶ根ファームスがあります。
    すずらんハウスでは、農産加工施設で工場見学やソフトクリームのまきまき体験ができます♪
      
      
      
  • 菅の台バスセンターの周辺には、霊犬早太郎伝説の宝積山光前寺や、マルス駒ヶ岳蒸溜所でのウイスキー製造設備見学、養命酒工場での見学、体験型複合施設のくらすわの森や駒ヶ根シルクミュージアムなどがあります。
    時間があったら、堪能したいですね。

      
      

まとめ

大自然が作り出した千畳敷カールは、日本にいながら氷河地形を体感できる特別な場所!
観光・トレッキング・写真撮影、どれをとっても満足度の高いスポットです。
  
特に夏は涼しく、絶景を楽しめる避暑地としてもおすすめですよ。^^
   
  
Have a nice trip!良い旅を!!


タイトルとURLをコピーしました