平和祈念公園

沖縄 - Okinawa -

に行ってきました!
   
2024年5月上旬に平和祈念公園に行きました。
旅行の参考になりそうな感想とポイントをまとめてみました。
   

写真の解説

写真は、5月に撮った写真です。
  
右手にあるのは、平和の丘のモニュメントです。式典広場には修学旅行生がいて、この後、黙祷を捧げていました。緑の美しい公園です。
  
写真は、公園内のほんの一部。左手、平和の丘の真向かいには平和祈念堂があり、写真の正面に見える白い道を左手に真っ直ぐ行くと、平和の礎(いしじ)や平和の火、そして太平洋があります。正面に見える木々の向こう側は、摩文仁(まぶに)の丘です。

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沖縄戦について

 第二次世界大戦の最中、石油の備蓄量の不足を懸念していた日本に対し、アメリカ側は石油などの輸出の経済制裁を発動、交渉は滞り日本側は開戦を決定しました。1941年12月8日、日本軍がアメリカの真珠湾を攻撃し、太平洋戦争が始まります。
  
 太平洋戦争では沖縄だけでなく全国の人々が犠牲になっています。その中で沖縄戦の特徴は、太平洋戦争の最後の戦いで1945年3~6月までのおよそ90日間、日米両軍が激しい地上戦を繰り広げ、多くの一般住民が巻き添えになったことです。当時、沖縄県民の4人に1人が激戦の中で亡くなりました。
  
 実際に米軍が上陸した場所は、中部の海岸線一帯で、南部の糸満市は人々が追い詰められた場所です。多くの人が逃げ惑いそして亡くなりました。多くの一般住民が亡くなった糸満市には慰霊の塔が数多く建立されています。
  
 沖縄戦は、本州上陸への時間稼ぎとなっていたため兵力3分の2を失ってもなかなか降伏をしませんでした。12歳から60歳までの健康な男性も多く犠牲になりました。
  
 日本軍司令部門が摩文仁(まぶに)の丘に置かれました。司令官が自決した後も、最後まで戦え、という司令官の言葉が残り、戦いは続きました。
    
  

平和祈念公園について

 沖縄県営平和祈念公園は、本島南部の「沖縄戦終焉の地」糸満市摩文仁(まぶに)に位置します。南東側に海岸線を望める台地です。
  
 公園内には、沖縄戦の実物資料などを展示した平和祈念資料館や国籍や軍人、民間人の区別なく戦没者の氏名を刻んだ平和の礎(いしじ)、平和祈念像を安置している平和祈念堂があり、園内の摩文仁の丘の上には国立沖縄戦没者墓苑や各県、団体の慰霊塔慰霊碑があります。
  
 また、平和祈念公園は、資料館や祈念堂などのある平和ゾーン、国立沖縄戦没者墓苑などがある霊域ゾーン、式典広場や刻銘碑がある平和式典ゾーン、多目的広場などの園路広場ゾーンの4つのゾーンに分かれます。
  
    

平和祈念公園の感想

平和学習の場に修学旅行生の姿ありき、ですね。たくさんの修学旅行生がいました。
  
それに広大な敷地でした。式典広場だけでも広大ですが、マップで見ると平和祈念公園の敷地は式典広場が30〜40近く入るのではないかというくらいの広さです。(40ヘクタール。東京ドーム8〜9個分の広さ。)公園内には、広場と名の付く場所が多くあります。
県営ということですが、平和を学ぶ観光地としてきちんと整備して手入れされている感じがしました。
  
自然の緑、青い空、青い海、透明な風、この場所で赤い血が流された悲惨な出来事があったとは想像が難しいほど平和な時代に生きていることに感謝です。
  
  

心地よい旅のポイント

  • まずは、平和の丘のところで黙祷し、世界の恒久平和を願いましょう。
    平和の丘のモニュメントは、地下と地上の二重構造で、地下には千羽鶴などが奉納されています。
      
      
  • 牛島満軍司令官が自決し、組織的抵抗が終わりを迎えた6月23日慰霊の日には、毎年、正午とともに黙祷を捧げ、世界の恒久平和を願う沖縄全戦没者追悼式が行われます。県内は公休です。
    当日と前日には、サーチライトを天空に照射する平和の光の柱が点灯されます。
      
  • メイン園路の中心線は、6月23日「慰霊の日」の日の出の方位となっています。
      
      
  • 平和の礎(いしじ)(“いしずえ”は、沖縄の方言で“いしじ”と発音。)は、沖縄戦で亡くなられた人々の氏名を刻んだ刻銘碑で、平和の広場を中心として放射状に円弧の形で配置されています。

     

  • 断崖や海岸線を見渡せる平和の広場の中央にある平和の火は、沖縄戦最初の上陸地である座間味村阿嘉島にて採取した火と被爆地広島市の「平和の灯」、長崎市の「誓いの火」の3つの火を合わせ、1991年から灯し続け、1995年の慰霊の日に平和の広場に移されました。
      
      
  • 平和祈念資料館には、高さ30mほどの展望塔があります。展望塔と1階フロアは無料で一般開放されています。資料館で展示を見た後は、公園一帯や海岸線、水平線を見渡して心を休めましょう。
      
      
  • 南側にある霊域ゾーンには、摩文仁(まぶに)の丘に島守の塔や多くの慰霊塔、慰霊碑があり、牛島満軍司令官と長勇参謀長を祀っている黎明之塔、近くに自決した濠、また、多くの学生が亡くなった場所に沖縄師範健児の塔などがあります。
      
      
  • 公園内を巡回している園内バス(有料)があります。効率よく利用しましょう。
      
      
  • 広大な敷地ですので、様々なレクリエーションなども開催されているようです。
    球技やピクニックもできますね。
    子供さんがいれば、子供の広場もあります。「命の卵」という大型遊具もあり、その他多くの遊具で遊べるみたいです。
      
      

まとめ

平和の礎(いしじ)は、悲惨な体験のあったこの地から全世界に向けて平和の波が広がるようにデザインされているとのことですが、世界中にその波が届くことを願います。
  
平和学習した後は、公園で自然を満喫しましょう!
  
  
Have a nice trip! 良い旅を!!


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