那谷寺

石川 - Ishikawa -

に行ってきました!
   
2025年11月上旬に那谷寺(なたでら)に行きました。〈小松市〉
旅行の参考になりそうな感想とポイントをまとめてみました。
   

写真の解説

写真は、11月に撮った写真です。
  
那谷寺の山門を抜け、樹林の参道を進むと、写真のような景色が広がります。
  
左手には、名勝指定の奇岩遊仙境(きがんゆうせんきょう)があり、秋らしい彩りの中を歩いていくと、大悲閣(だいひかく)(本殿)へと続く入口が見えてきます。


※本ページは、プロモーションが含まれています。

那谷寺について

 那谷寺は、717年(養老元年)に泰澄大師(たいちょう だいし)が開創したと伝わる真言宗の古刹(こさつ)です。
 白山信仰と深く結びつき、「自然智(じねんち)の霊域」を理念に、自然と仏教が共鳴する独特の景観を持つことで知られています。  
  
  
 本殿である大悲閣(だいひかく)は、白山の岩山を穿った岩窟に建てられた特異な構造で、その内部には御本尊 十一面千手観世音菩薩(じゅういちめんせんじゅかんぜおんぼさつ)が厨子に安置されています。
 その厨子の周りに岩屋の中を巡る胎内くぐり(いわや胎内巡り)が設けられており、暗い岩の裂け目を進むことで“母の胎内をくぐる”ように自らを浄化し、新たに生まれ変わる体験ができるとされています。信仰的意味と神秘的雰囲気が一体となった、那谷寺独自の参拝方法です。
  
  
 境内に広がる白亜の奇岩が連なる奇岩遊仙境(国指定名勝)は、那谷寺を象徴する景観のひとつです。
 
 1689年(元禄2年)、松尾芭蕉も『奥の細道』の途上でここを訪れました。
 白亜の岩山と秋風の清らかさに心を動かし、「石山の 石より白し 秋の風」と詠んだ一句は、那谷寺の景観の美しさを今に伝える名句として知られています。  
 
 奇岩遊仙境の荘厳な景観と調和するように、境内には苔むす庭園や静かな参道など、四季折々の美しい風景が広がります。
 特に秋は、鮮やかな紅葉と岩肌のコントラストが圧巻で、多くの参拝者や写真愛好家が訪れる季節です。
  
  
 また、国の重要文化財に指定された本堂(大悲閣胎内)や三重塔、書院など、歴史的建造物も多く、文化財と自然景観の双方を楽しめます。
(※書院などの特別拝観は、文化財保護のため一時公開停止となっています。(予定では、令和8年3月末まで))
  
   
写真は、那谷寺入口の山門です。 

  

那谷寺の感想

少し早いかなと思いましたが、境内では秋らしい紅葉を見ることができました。
ハート形に刈られたドウダンツツジも赤く染まっていて、♡ほんわかな気持ちになりました。
  
本殿(下写真)での生まれ浄まる(ウマレキヨマル)体験もワクワク。
長くて真っ暗な道を想像していましたが、周りはちゃんと見えて、あっという間に通り抜けられました。
それでも、さすが由緒あるお寺。なんだか意外と効果がある気がしています✨

大悲閣(本殿)
  

心地よい旅のポイント

※ 情報は変わる可能性もあるため、各公式HPにてご確認ください。

  • 山門(さんもん)の扉に、阿吽(あうん)仁王像が見られます。
      
      
      
  • 山門をくぐると、左手に鎌倉時代の和様建築様式で、総桧造りの金堂華王殿(こんどうけおうでん)があります。
    堂内には、京佛師・松久宗琳師作の十一面千手観音(木曽檜の寄木造り、高さ7.8m)が祀られています。
      
    金堂華王殿の手前には角塔婆(かくとうば)(柱)があり、柱の頂上には堂内の観音様と繋がる紅白の綱が結ばれています。柱に触れるとご縁を結ぶことができるとされています。
      
    御朱印も、金堂華王殿でいただくことができます。
      
      
      
  • 奇岩遊仙境は、「おくのほそ道の風景地」として2014年(平成26年)に国名勝に指定されました。
    奇岩山の中腹には稲荷社がお祀りされています。
      
       
      
  • 大悲閣(本殿)は、1950年(昭和25年)に重要文化財に新指定されました。
    いわや胎内くぐりで、ウマレキヨマルを体感してみましょう。

      
      
  • 本殿の後、展望台へとつながる朱塗りの楓月橋(ふうげつきょう)も趣があります。
    木組の猿がいますよ。見つけてみてください。
      
      
  • 展望台から眺める奇岩遊仙境の景色も美しい✨
    展望台の上には、白山の神様をお祀りしている鎮守堂もあります。
      
      
      
  • 俳人 松尾芭蕉の句碑も境内にあります。
      
    句碑の近くには、縁結びの神様として信仰されている庚申さんも祀られています。
      
      
  • 境内には三重塔鐘楼(しょうろう)護摩堂(ごまどう)などが点在しており、本殿とは別に、それぞれ小さな階段や小径をたどって向かうことになります。これらはいずれも江戸時代に加賀藩2代藩主 前田利常(まえだとしつね)によって建立されたと伝えられる建物で、静かな林間にひっそりと佇んでいます。
    本殿を参拝した後に一つずつ巡ることで、荘厳な雰囲気をゆっくり味わえます。
      
      
      
  • 紅葉の時期に赤褐色になるドウダンツツジ。
    下写真の左にあるツツジが、ハート形に刈られているんですが、上からで形がわかりませんね
    ^^;  

 

  • 那谷寺には鯉も泳いでいますが、受付の場所に鯉の餌が売ってありました。
      
      
  • 那谷寺の受付近くに、食事処、駐車場があります。
    CANBUS(キャン・バス)のバス停もありました。
      
      

まとめ

奇岩や紅葉、歴史ある建物や神秘的な胎内くぐり… 心を動かす見どころがたくさん詰まっていました。
自然と歴史、信仰が感じられる那谷寺で、心を浄化し、新しい自分に生まれ変わりませんか。
  
  
Have a nice trip!良い旅を!!


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