法隆寺

奈良 - Nara -

へ行ってきました!
   
2024年11月上旬、奈良県生駒郡にある法隆寺を訪れました。
実際に訪れて感じたこと、これから行く方の参考になりそうなポイントをまとめています
   

写真の解説

写真は、11月に撮影しました。
  
西院伽藍せいいんがらん)」にある飛鳥時代に建てられた日本最古の五重塔(ごじゅうのとう)〈右〉と金堂(こんどう)〈左〉です。
  
五重塔の最下層には、心柱(しんばしら)を中心に東西南北各面に釈迦に関する重要な場面が表現されています。
北面の「涅槃像土(ねはんぞうど)」が最も有名で、お釈迦様の入滅(死)の際、弟子たちが悲しみ泣き叫んでいる姿を表しています。
その塑像(そぞう)群・涅槃像(国宝)を参拝しようと、多くの人が並んでいます。
※塑像:粘土などの材料で作られた像


※本ページは、プロモーションが含まれています。

法隆寺について

 飛鳥時代に建立された、現存する世界最古の木造建築群として知られています。
 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内にある聖徳宗(しょうとくしゅう)の総本山の寺院。
 
 斑鳩寺(いかるがでら)、または、法隆学問寺(ほうりゅうがくもんじ)とも言います。
  
 聖徳太子の父である用明天皇(ようめいてんのう)が、自らの病気平癒を祈り、お寺と仏像の建立を請願されましたが、実現を見ないままご崩御。その遺志を継ぎ、推古天皇(すいこてんのう)(聖徳太子の叔母)と聖徳太子が607年(推古15年)にお寺とその本尊「薬師如来」を造りました。
 670年に一度焼失し、再建されたと「日本書紀」に記されています。
  
 境内の広さは、約18万7千平方メートル。五重塔・金堂を中心とする西院伽藍と、夢殿(ゆめどの)を中心とする東院伽藍とに分けられています。
 広大な敷地には、国宝だけでも約40件、国指定重要文化財も含めると約3,000点もあります。
  
 1993年、ユネスコの世界文化遺産に日本で初めて登録されました。
  


聖徳太子について

 聖徳太子は、飛鳥時代の皇族・政治家。
 父:第31代用明天皇(ようめいてんのう)。母:穴穂部間人皇女(あなほべのはしひとのひめみこ)
  
 厩(うまや)(馬小屋)の戸のあたりで生まれたということで、厩戸皇子(うまやどのみこ)とも呼ばれていました。(キリストが馬小屋で生まれたことと似ています。)
  
 叔母の推古天皇の摂政として、蘇我馬子(そがのうまこ)と協力し、天皇中心の政治を目指します。
 遣隋使の派遣や冠位十二階十七条の憲法の制定、法隆寺、四天王寺の建立などを行いました。
  
 大陸から仏教を日本に取り入れることにより、日本の文化、そして日本の国が発展するのではないかと考え、仏教発展に寄与した人物でもあります。
 
 また、聖徳太子は聡明で、一度に10人の話を聞き分けることができた、という逸話もあります。
  
  
  

法隆寺の感想

法隆寺には、他のところと違って外国の方をあまり見かけなかったことが不思議でした。
日本人にとっては、聖徳太子は歴史の教科書で学ぶ重要な人物なので、聖徳太子の建てたお寺と言えば、それだけでも興味が湧きます。
  
境内はとても広く、多くの国宝や重要文化財があり、見応えがありました。建物に関しては、木造建築でありながら、風雨に耐え、残されているのが素晴らしい。飛鳥時代の建築技術は、優れていたんですね。先人方の技術の高さには驚かされます。
  


心地よい旅のポイント

※ 情報は変わる可能性もあるため、各公式HPにてご確認ください。

  • 法隆寺に伝わる七不思議の一つに、鯛のような形状をした鯛石(たいいし)があります。
    法隆寺の南方にある大和川が氾濫した際も、鯛石のところまでしか水が上がってこなかったということもあり、鯛石を踏むと水難に遭わない、という伝説が広まりました。
    南大門の前にあります。

     
  • 法隆寺南大門を過ぎてさらに奥に行くと、中門(ちゅうもん)(国宝)があります。
    日本最古の仁王像(金剛力士像)が中門でお待ちかねです。
    右が阿形(あぎょう)、左が吽形(うんぎょう)
    中門は、西院伽藍の入口ですが、現在は出入り口として使われていません。
      
    下の写真は、中門。阿形の仁王像が見えます。左は、五重塔。

  

  • 中門や廻廊などには、下から上にかけて徐々に細くなり、柱の中ほどに膨らみを持たせたエンタシスの柱(胴張り)が使われています。古代ギリシャの神殿などと同じ柱の形状です。
      
      
  • 東大寺や薬師寺なども、奈良のお寺は広いですが、お墓がない、という特徴があります。昔のお坊さんたちが勉強する大学のような学ぶための場所だったとのこと。
      
      
  • 五重塔(国宝):法隆寺のシンボル的存在。現存する世界最古の木造五重塔。高さは、基壇上より約32.5m。上にいくほど軸部(塔身)が小さくなっています。
    心柱の入った五重塔の制震技術は、東京スカイツリーの建築のお手本になったと言われています。
      
      
  • 五重塔の屋根の上には、九輪(くりん)と呼ばれる飾りに4つの鎌(草を刈る鎌)が無造作にかけられています。落雷を防ぐためではないか、と言われていますが、理由は明らかではありません。
      
      
  • 金堂(こんどう)(国宝):ご本尊を安置する聖なる殿堂。
    聖徳太子の冥福を祈り、造られた金銅釈迦三尊像(国宝)、太子の父用明天皇のために造られた金銅薬師如来座像(国宝)、太子の母穴穂部間人皇后のために造られた金銅阿弥陀如来座像、これらを守護するように樟(くす)で造られた日本最古の四天王像(国宝)、その他木造吉祥天立像、毘沙門天立像が安置されています。
    外観は二重構造のように見えますが、内部は一層構造になっています。現存する世界最古の木造建築の一つ。
       
      
  • 大宝蔵院(だいほうぞういん):日本を代表する多くの寺宝が多数展示されています。
    西宝蔵には、玉虫厨子(たまむしのずし)(国宝)や夢違観音像(ゆめちがいかんのんぞう)(国宝)があります。
    夢違観音像は、白鳳時代に作られた銅製の観音立像で、悪い夢を良い夢に変えてくださる、と言われています。
    百済観音堂には、日本の仏教美術を代表する仏像、百済観音像(くだらかんのんぞう)(国宝)があり、東宝蔵には、橘夫人念持仏厨子(たちばなふじんねんじぶつずし)(国宝)などが安置されています。
      
      
  • 大講堂:僧侶が学問(仏教)を研鑽したり、法要を行う施設として建立されました。
      
      
  • 夢殿(ゆめどの):聖徳太子の遺徳を偲んで建てられた東院伽藍の代表的な建造物。
    八角形の外観で、屋根の頂上には球状の宝珠が輝いています。
    聖徳太子の等身の秘仏、救世観音像(くせかんのんぞう)が安置されています。
    聖徳太子が2歳で「なむあみだぶつ」と唱えたと伝えられる地です。
      
      
  • 法隆寺の七不思議(伝説)
     ・南大門前の鯛石。
     ・五重塔の屋根の上の4つの鎌
     ・法隆寺の中には、蜘蛛の巣が張らない。
     ・法隆寺の池には、片目の蛙(かえる)が住んでいる。
     ・西院伽藍の中庭にある3つの伏蔵。財物が保管されているのではないかと言われています。
     ・夢殿の礼盤(らいばん)(僧侶がお経を唱える時に座る台座)の下が常に汗をかいている。結露による水滴と考えられています。
     ・法隆寺の石は、雨だれで穴が開かない。
      
      
  • 法隆寺の隣にある中宮寺(聖徳太子が母后のために創建した尼寺)には、世界三大微笑の一つと称される、菩薩半跏像(ぼさつはんかぞう)が安置されています。国宝です。
    やわらかく優しい微笑みは、アルカイックスマイル(古典的微笑)と呼ばれ、高く評価されています。
    世界三大微笑:モナ・リザ、エジプトのスフィンクス、菩薩半跏像
      



      

まとめ

いかがですか。
法隆寺には、数々の歴史や伝説が今も息づいています。
  
また、シルクロードを通じて伝わったさまざまな文化や仏教の影響を感じられる場所でもあります
  
飛鳥時代の優れた建築技術と、多くの国宝・重要文化財を、ぜひゆっくり堪能してみてください。
  
  
Have a nice trip!良い旅を!!



  
  
  

Hōryū-ji Temple

In early November 2024, I visited Hōryū-ji Temple in Nara Prefecture.

Hōryū-ji is known as the world’s oldest surviving wooden architectural complex, originally founded in the Asuka period. The temple grounds are divided into the West Precinct, centered around the Five-Storied Pagoda and the Main Hall (Kondō), and the East Precinct, where the octagonal Yumedono Hall stands.

The Five-Storied Pagoda is the oldest surviving wooden pagoda in the world. Its central pillar structure is said to have inspired modern earthquake-resistant architecture in Japan.

Inside the Main Hall, important Buddhist statues are enshrined, including the Shaka Triad. The building appears two-storied from the outside, but its interior is structured as a single level.

Hōryū-ji was designated as one of Japan’s first UNESCO World Cultural Heritage Sites in 1993. The temple preserves not only architectural treasures but also stories and legends that have been passed down for centuries.

Walking through the spacious grounds, I was reminded of how advanced ancient Japanese woodworking techniques were, and how cultural influences from across Asia reached Japan through the Silk Road.

If you are interested in history, architecture, or Buddhism, Hōryū-ji is well worth a visit.

Have a nice trip!

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