二見浦 に行ってきました!

三重 - Mie -

に行ってきました!
   
2025年9月中旬に二見浦(ふたみがうら)に行きました。〈伊勢市〉
旅行の参考になりそうな感想とポイントをまとめてみました。
   

写真の解説

写真は、9月に撮った写真です。
  
大注連縄(おおしめなわ)が掛けられた夫婦岩(めおといわ)です。
左の大きな石(高さ9m、周囲は44m)が立石(男岩)(輝光石と緑泥片石)、右の小岩(高さ4m、周囲10m)が根尻岩(女岩)(方解石)、立石の前の小さな石が七五三岩、立石の左後ろにあるいしが烏帽子岩(蛙岩)です。
  
二見興玉神社の境内には神の使いである(かえる)の像が多く、右手前にも見られます。


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二見浦について

 三重県伊勢市二見町にある二見浦(ふたみがうら)は、古くから伊勢神宮を参拝する旅人が心身を清める浜参宮(はまさんぐう)の地として知られています。参拝者はここで海水を浴び、(みそぎ)を行い、伊勢神宮への参拝に備えました。
  
 美しい海岸で、日本の渚百選にも選ばれ、穏やかな波音が旅人を迎えます。
  
  
 二見浦の象徴ともいえるのが、大小二つの岩が寄り添うように並ぶ夫婦岩(めおといわ)です。
  
 夫婦岩は、天の岩門と呼ばれていましたが、明治時代に伊邪那岐・伊邪那美命にちなんで夫婦岩と呼ばれるようになりました。
  
 大注連縄(おおしめなわ)の1本の重さは約40kg、長さは35m、太さ10cm。計5本張られており、大岩には16m、小岩には10mが巻かれ、二つの岩の間は約9m。
 興玉神石と日の出を拝する鳥居(結界)としての役割を示します。
 大注連縄は年三回、大注連縄張神事で張り替えられます。
  
  
 夫婦岩の沖合には、猿田彦大神ゆかりの興玉神石(おきたましんせき)という霊石が鎮まると伝わります。
  
 興玉神石を御神体とする二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)は、猿田彦大神を主祭神に祀り、その使いとされる二見蛙(ふたみがえる)が境内のあちこちに置かれています。「無事にかえる」「お金がかえる」「貸したものがかえる」「若がえる」などの縁起物として、参拝者に親しまれています。
  
 境内には龍宮社や無垢塩草(むくしおぐさ)を奉納する神事もあり、海と神々との深いつながりを感じられます。
  
  
 特に夏至の頃には、夫婦岩の間から朝日が昇る光景が有名で、神秘的なシーンを拝むことができます。また10月から1月にかけては、満月が夫婦岩の間に昇る姿も見られ、神々しい眺めとして人気です。
   
 二見浦は、伊勢神宮への参拝とともに、日本古来の祓(はらい)と禊(みそぎ)の伝統、自然と信仰の調和を今に伝える聖なる地です。
  
  
写真は、二見興玉神社。奥には夫婦岩があります。4月頃の大潮の際、夫婦岩の沖合に鎮まる興玉神石が、うっすらと無垢塩草に覆われた姿をのぞかせる時があるそうです。

   

二見浦の感想

お店が入っている伊勢夫婦岩めおと横丁から夫婦岩に向かいました。
写真のような海沿いの風景が見えて、神秘的な印象。
  
左手に見える鳥居をくぐると、龍宮社がありました。
初穂料を入れて輪注連縄を身体にさすり、参拝されている方が多くいました。
  
ずっと進んで行くと、禊橋(みそぎばし)(写真の一番右端)があるのですが、その橋を通る時に橋の下の波の音がザザーッと聞こえ、まるで心身の穢れを取ってくれているように感じました。
  
橋を渡ると、向こう側に蛙さんがたくさんいました。本物はいません。^^ 
橋の向こう側には、夫婦岩や二見興玉神社があります。
日の出の時間帯ではありませんでしたが、海と岩のコントラストが美しくて癒されました。

  
  

心地よい旅のポイント

※ 情報は変わる可能性もあるため、各公式HPにてご確認ください。

  • 夫婦岩の間に張られた大注連縄(おおしめなわ)が、神域を示すとともに結びの象徴にもなっており、また、沖合にある興玉神石が猿田彦大神(道ひらきの神)の霊石と伝わり、良縁を導く縁結び夫婦円満家内安全などのご利益があると言われています。
      
      
      
  • ダイヤモンド富士 … 富士山の山頂と太陽が重なって、まるでダイヤモンドのように輝く現象
    夫婦岩の岩の間は、ちょうど富士山の方角にあたり、夏至の前後、条件が整えば富士山の背後から朝日が昇る幻想的な風景が広がります。
      
      
      
  • 二見興玉神社の手水舎には水(願)授け蛙がいます。
    水中にいる緑色の満願蛙に水をかけると願いが叶うといわれる縁起物です。
      
      
      
  • 境内で参拝する場所(二見興玉神社拝殿前・遥拝所前・岩屋前・龍宮社前)には、輪注連縄(わしめなわ)(禊祓)が置いてあります。
    輪注連縄で身体をさすり、身の穢れ(けがれ)や身体の悪いところを輪注連縄に託してお社に納め参拝することができます。
      
      
  • 古式に則った禊の儀は、夏至祭や20年に一度の伊勢神宮の式年遷宮の際に見ることができます。
      
      
      
  • 二見浦の境内に鎮座する龍宮社は、海の守り神である綿津見大神を祀る社です。
    漁業や航海の安全、海の恵みへの感謝を象徴し、訪れる人々に海の神秘と信仰の深さを伝えています。
      
      
  • 二見浦の海辺に佇む天の岩戸は、日本神話の世界を感じさせる岩穴です。
    訪れる人々に縁結びや開運のご利益を伝えます。
      
      
  • 日が暮れると夫婦岩はライトアップされます。
      
       
      
  • 境内には、伊勢茶や甘酒スムージーが飲めるカフェがありました。
    蛙のお顔の無事かえる最中(もなか)などもあり人気商品みたいです。
      
      
      
  • 近隣の施設に伊勢夫婦岩めおと横丁伊勢シーパラダイスがあります。
    夫婦岩の参道と直結しています。
     
  • 伊勢シーパラダイスでは、セイウチなどの海の生き物とふれあいが楽しめる水族館です。 
      
  • 伊勢夫婦岩めおと横丁は、伊勢志摩名産品のお土産屋さんやお食事処などがあります。
    松坂牛味のいろいろなお菓子もあり、全種類買いたくなっちゃいます。
      
      
  • 夫婦岩へ行くめおと横丁内の出口の近くには、二見浦の詳細などを知ることのできるコーナーがありました。
    そしてその近くには、Dr.フィッシュの足湯が!
    足をお湯の中に入れると、古くなった角質を口に歯がないお魚さんがツンツンパクパクと食べてくれ、お肌がスベスベになるという珍しい足湯です。
      
      
        
  • めおと横丁やシーパラダイスの前には駐車場があります。
    その近くにバス停も。
    JR参宮線「二見浦駅」からは徒歩15分ほど。
      
      
      
  • 福岡県糸島市の二見ヶ浦(ふたみがうら)も、同じく夫婦岩で知られる人気スポットです。
    日本の夕陽百選にも選ばれており、カフェやドライブコースとしても人気です。
    同じ「ふたみがうら」という名を持ちながら、三重の二見浦は日の出の神秘、福岡の二見ヶ浦は夕日の美しさと、それぞれ違った表情で旅人を魅了します。
        
      



       
      
      

まとめ

昔は「伊勢に参るならまず二見から」といって、伊勢神宮に行く前に二見浦で身を清めるのが習わしだったんですが、今は多くの人が伊勢神宮の参拝後に立ち寄って、旅の締めくくりや癒やしスポットとしても楽しんでいます。
古来の習慣に従って二見浦で身を清めて伊勢神宮に行くのもありですね。
  
福岡糸島の二見ヶ浦もご参考ください。→ 桜井二見ヶ浦 に行ってきました!
  
  
Have a nice trip!良い旅を!!


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