日本庭園 有楽苑

愛知 - Aichi -

に行ってきました!
   
2025年12月下旬に日本庭園 有楽苑(うらくえん)に行きました。〈犬山市〉
旅行の参考になりそうな感想とポイントをまとめてみました。
   

写真の解説

写真は、12月に撮った写真です。
  
織田有楽斎(おだ うらくさい)が大阪・天満の屋敷に設けていた茶室・元庵(げんあん)
三畳台目の茶室で、奥行きのある間取りと亭主床と呼ばれる独特の床構えが特徴です。
古図に基づき、有楽苑の築造時に復元されました。
  
写真中央奥には、庭園越しに犬山城の姿が望めます。


※本ページは、プロモーションが含まれています。

有楽苑について

 有楽苑は、犬山城の東に位置する日本庭園です。
 昭和を代表する建築家 堀口捨己(ほりぐちすてみ)氏の監修により、三井家から名古屋鉄道が譲り受けた国宝茶室「如庵」を中心に築造されました。
  
 1972年(昭和47年)、犬山遊園地跡地に整備され、如庵が京都にあった時代の庭園を、可能な限り忠実に再現しています。
  
 庭園名は、織田信長の実弟であり、茶の湯の世界で名を残した織田有楽斎(おだ うらくさい)に由来します。
 織田有楽斎(1547–1621)は、尾張国(現在の愛知県西部)に生まれ、戦国武将として活動しました。
 武将時代に千利休から茶の湯を学び、その精神を受け継ぎつつ、晩年には武家の立場を離れて独自の「茶道有楽流」を創始。京都・建仁寺(けんにんじ)の正伝院(しょうでんいん)に隠棲し、国宝茶室「如庵」を建てた大茶匠(だいちゃしょう)として知られています。
   
    
主な見どころ:
 国宝茶室「如庵(じょあん)
 重要文化財「旧正伝院書院(きゅうしょうでんいんしょいん)
 古図をもとに復元された「元庵(げんあん)
 茶会用に建てられた「弘庵(こうあん)
  
 如庵(じょあん)は、京都・妙喜庵の待庵、大徳寺龍光院の密庵と並ぶ現存する国宝茶席三名席のひとつ
 茶道文化史上、極めて貴重な建築です。 
  
  
  
 写真右手に見える薄色の建物が、国宝茶室「如庵」です。
 1618年(元和4年)、織田有楽斎が京都・建仁寺(けんにんじ)に建てた茶室で、1936年(昭和11年)に国宝に指定されました。
 柿葺(こけらぶき)の端正な外観と、随所に施された独創的な工夫が見どころです。
  
 写真中央の建物は、1618年(元和4年)、京都・建仁寺の塔頭(たっちゅう)「正伝院」に、織田有楽斎が自らの隠居所として建てた旧正伝院書院です。
 入母屋造(いりもやづくり)の温和な外観が印象的で、内部に残る長谷川等伯や狩野山雪による襖絵(ふすまえ)は美術史上貴重な資料です。
 1944年(昭和19年)に重要文化財に指定されました。

    

有楽苑の感想

庭園内のさまざまな場所から犬山城を望むことができ、静かで日本風の素敵な庭園でした。
  
書院や茶室など建物が多く、それらを包み込むように庭が配置されているため、まるで由緒あるお宅にお邪魔しているような、落ち着いた感覚になります。
  
せっかくなので、弘庵(こうあん)での呈茶サービスを利用しました。
広間でいただくお抹茶とお菓子を、庭を眺めながら一服。
お菓子や茶碗、掛け軸などについても丁寧に説明してくださり、癒しのひとときでした。

  

心地よい旅のポイント

※ 情報は変わる可能性もあるため、各公式HPにてご確認ください。

  • 約4,000坪の広い苑内に、国宝茶室「如庵」をはじめ、「元庵」「弘庵」の二つの茶室、重要文化財「旧正伝院書院」など、見応えのある建築が揃っています。
    茶道や建築に詳しくなくても、その佇まいだけで心を惹かれます。
      
      
  • 如庵(じょあん)の内部見学会や、旧正伝院書院の襖絵特別公開などが行われることがあります。
    訪問前にチェックしておくと、より深く楽しめます。
      
      
  • 岩栖門、含翠門、萱門、徳源寺唐門など、苑内には歴史を感じさせる趣ある門が点在しています。 
      
      
  • 無料音声ガイドが利用可能。(日本語、英語、中国語)
    入苑口でコードをスマホで読み取って、解説を視聴できます。
       
      
      
  • 国宝犬山城との共通券があり、まとめて観光するならおすすめ。
    名鉄利用なら「犬山城下町きっぷ」や「犬山グルメプラン」も便利です。
      
  • 最寄り駅は名鉄「犬山遊園駅」。 
      
      
  • 有楽苑から犬山城までは、徒歩10分ほどです。
      
        
  • ホテルインディゴ犬山有楽園に隣接しています。
    犬山城と有楽苑を満喫したあとは、ゆっくり宿泊するのもおすすめ。
    翌日は、車で約20分の明治村へ足を延ばすのも良いプランです。
      



      
      
  • 12月〜1月頃には、近隣で竹あかりナイトウォークが開催されることも。
      
        
  • 木曽川鵜飼(うかい)など、季節ごとの風物詩も魅力です。 
      
  • 春と秋には、遊覧船やわんわんクルーズもあります。
      
      

まとめ

犬山城の前後に立ち寄るのはもちろん、
茶の湯の世界や日本建築、静かな庭園が好きな方には特におすすめの場所です。
  
歴史と美、そして静けさに包まれる有楽苑。
犬山を訪れる旅程に、ぜひ加えてみてはいかがでしょうか。
  
  
Have a nice trip!良い旅を!!


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