に行ってきました!〈福岡市中央区〉
2025年4月上旬に福岡城さくらまつりに行きました。
旅行の参考になりそうな感想とポイントをまとめてみました。
写真の解説
写真は、4月に撮った写真です。
正面に見えるのが、(伝)潮見櫓(しおみやぐら)。
※潮見櫓 … 海を監視するための櫓。
博多区の崇福寺(そうふくじ)に移築されていた月見櫓が本物の潮見櫓であることが判明し、福岡城跡の潮見櫓の名前には(伝)と付いています。
今年2025年に、潮見櫓は、三の丸広場の北西に移築復元されています。
左手の御門が、下級武士が使用していた下之橋御門(しものはしごもん)です。
どちらも県指定有形文化財。
※本ページは、プロモーションが含まれています。
福岡城跡について
福岡城跡は、福岡城本丸跡を中心とする総合公園である舞鶴公園の公園内にあります。
舞鶴公園は、大濠公園(おおほりこうえん)に隣接しており、城址の他、平和台陸上競技場や鴻臚館跡の平和台野球場跡、球技場やテニスコートなどを含み、広大な敷地を誇ります。
多くの桜が植えられており、毎年春になると、福岡城さくらまつりが開催されます。
福岡市は、大濠公園と舞鶴公園の一体化を図り、公園そのものが広大なミュージアム空間となるような公園づくりを進めています。(セントラルパーク構想)
大濠公園と舞鶴公園を合わせた面積は約80ヘクタール。東京ドーム約17個分。
福岡城は初めから天守閣は存在しなかったという説や、天守閣は存在したという説があり、幻の福岡城天守閣の議論がなされています。
福岡城の天守台は残されていますが、建物としての天守の実在を証明する証拠が残されていないため、実在は定かではありません。
江戸時代の初期に、関ヶ原の戦いで功績のあった黒田長政が築城(1607年(慶長12年)に竣工)し、明治になるまで福岡藩黒田氏の居城となったと言われています。
海側から見ると、鶴が羽ばたく姿に似ていることから「舞鶴城」とも呼ばれていました。
福岡城跡の感想
国指定史跡の福岡城跡には、見事に桜が咲き誇っていました。
ソメイヨシノが多く植えられていて、色が儚く見えてとても綺麗でした。
天守台から見下ろすと、桜園の桜が一面に見えて桜の海のようでした。
もちろん、本丸跡だけではなく公園内の広大な敷地内にたくさんの種類の桜が見られます。
さくらまつり中、鴻臚館(こうろかん)広場と三の丸広場のさくらグルメエリアは、グルメ屋台やキッチンカー、多くの人で大賑わいでした。
今年(2025年)は、3月26日から4月6日まで開催されていて、夜には3箇所のライトアップがされていました。
天気が良い日に美味しい食べ物を買って、桜の下でお花見。いいですね。
広大な敷地内のあちらこちらで、レジャーシートを広げてお花見しながら食べて飲んで話したり、遊んだりしている人々の姿が平和でいい感じです。
下の写真は、本丸跡の桜園。

心地よい旅のポイント
※ 情報は変わる可能性もあるため、各公式HPにてご確認ください。
- 鴻臚館跡展示館では、鴻臚館の遺構や出土品などを見ることができます。
入館料無料。
鴻臚館(こうろかん)とは、飛鳥・奈良・平安時代の外交施設。使節団の迎賓館、宿泊所。
平安京(京都)、難波(大阪)、筑紫(福岡)の3か所に設置されました。
福岡の鴻臚館跡は国指定史跡として現存しています。
- 福岡城むかし探訪館には、展示パネルやバーチャルムービー、再現模型などがあり、福岡城の歴史を体感できます。
入館料無料。
- 三の丸スクエアでは、展示パネルにて福岡城•鴻臚館の歴史に触れることができます。
また、着物をレンタルして、散策も可能です。
- 三の丸の西側に御鷹屋敷跡(おたかやしきあと)があります。
現在は、牡丹・芍薬園(ぼたんしゃくやくえん)になっています。
豊臣秀吉の天下統一に大きく貢献した黒田官兵衛が晩年を過ごした場所に4月から5月にかけて花々が咲き誇ります。
- かつては、47以上の櫓(やぐら)があったと言われています。
二の丸南側にある多聞櫓(たもんやぐら)は、江戸時代から現在位置を保っている唯一の櫓で、国指定の重要文化財となっています。
内部は、16の小部屋に仕切られた平櫓と2階建ての隅櫓からなっており、石垣に面して石落しなどを備えた防御的な建物です。
建て替えを行いながら現在に至っており、イベント時などには内部が一般公開されることもあります。
- 上之橋御門跡 … 参勤交代などで通過する上之橋(かみのはし)(江戸に近い東側)にあった門。
城内へ入る3つの門(堀に架かる3つの橋:上之橋、下之橋、追廻橋(おいまわしばし)にあった門)のうち、最も格式が高い。
- 東御門跡 … 家老職の屋敷があった三の丸から二の丸、本丸、天守台へのメインルートでした。
石段の横の石垣の中に藩主の権威の象徴と言われている鏡石があるとのこと。
- 名島門(なじまもん) … 黒田長政が居城を名島城から福岡城に移す際に、黒田24騎の一人に下げ渡し、邸宅の門として使用されていました。武家屋敷の門。昭和36年に現在の場所に移築されました。
市指定有形文化財です。
- 旧母里太兵衛邸長屋門(きゅうもりたへえていながやもん) … 黒田24騎の一人である母里太兵衛の屋敷は、現在の天神の地にありました。長屋門は保存のために昭和40年に現在地に移築されました。
県指定有形文化財です。
- 写真は、天守台から撮った写真です。
天守台からは、本丸跡・桜園、向こう側には福岡市のビル群が見えます。
写真の左端に福岡タワーがあるのがわかりますか?^^

- 春になると、福岡城さくらまつりがあります。
屋台やキッチンカーが集合し、キッズ用ふわふわ遊具が登場。
スタンプラリーや馬に乗るサムライライディング、大道芸人たちのさくら大道芸、人力車体験や歴史的建造物特別公開など、いろいろな催し物があります。
ボランティアのガイドもあり。
桜の多くはソメイヨシノですが、二の丸の桜並木では枝垂れ桜が多く見られます。その他の種類の桜も19種ほどあり。
夜間には、さくらライトアップがあります。(有料)
まとめ
桜の咲く季節に福岡城跡に行ってみてはいかがでしょうか。
他の季節でも、歴史に触れたり、公園内を散策したり、十分楽しめると思います。
大濠公園についてもご覧ください。 → 大濠公園に行ってきました!
日本庭園にも行ってみてください。 → 大濠公園 日本庭園に行ってきました!
Have a nice trip!良い旅を!!