に行ってきました!
2024年11月上旬に東大寺に行きました。
旅行の参考になりそうな感想とポイントをまとめてみました。
写真の解説
写真は、11月に撮った写真です。
本尊の大仏が安置されている大仏殿(だいぶつでん)(国宝)。正式名称は、東大寺金堂(こんどう)。世界最大級の木造建造物です。
正面の幅 57.01m、奥行き 50.48m、高さ 48.74m。
大仏殿の少し手前中央には、金銅の八角灯籠(はっかくとうろう)(国宝)が見えます。高さ 4.62m。
※本ページは、プロモーションが含まれています。
東大寺について
華厳宗(けごんしゅう)大本山である日本の仏教寺院。南都七大寺(なんとしちだいじ)の一つ。
本尊は、奈良の大仏として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)(毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)とも呼ばれます)。知慧と慈悲の光明をあまねく照らし出されているほとけ、という意味です。
正式名称は、金光明四天王護国之寺(こんこうみょうしてんのうごこくのてら)。
奈良時代の中頃に聖武天皇の勅願により創建されました。
聖武天皇は、政変や伝染病、反乱などが相次ぐ中、仏教の力を借りて社会不安を解消(鎮護国家思想)しようと、国家の安泰と民衆の幸福のため、大仏造立を発願し、国力を尽くして建立しました。
751年に大仏殿が完成、翌年には盛大な大仏開眼供養が行われました。その後、1180年と1567年に兵火にあい、ほとんどが焼失、そのつど再建されました。創建当時のものは少ないといいます。
造立の功労者である四聖:発願した聖武天皇、勧進に当たって民衆の力を結集した行基菩薩(ぎょうきぼさつ)、初代の東大寺別当良弁僧正(ろうべんそうじょう)、開眼の導師を勤めた婆羅門僧正菩提僊那(ばらもんそうじょうぼだいせんな)。
東大寺は、四聖建立の寺、とも称されます。
1998年、「古都・奈良の文化財」として、世界遺産に登録されました。
東大寺の感想
平日にも関わらず、すごい人。西洋の外国の方も多かったです。
鹿もたくさんいましたが、角は全て削られているようでした。鹿せんべいをあげると喜びました。
大仏様は、さすが、大きかったです。右手の中指が少し前に出ているのが印象的でした。
大仏様の右後ろにある柱くぐりでは、頑張ってくぐり抜けようとする皆さんがいました。背の高い外国の男性の方が、深呼吸をして体を細くする練習をしながら順番待ちをしていましたが、うーん、成人男性は難しいかも、と思いました。結果を見れなかったのが残念です。^^
下の写真は、南大門。門をくぐる時は、右と左の仁王像を見てみましょう。
心地よい旅のポイント
※ 情報は変わる可能性もあるため、各公式HPにてご確認ください。
- 日本最大の門である南大門(国宝)の近くでは、神の使いとして保護されている鹿がお出迎えしてくれます。
南大門には、二体の木造金剛力士立像(国宝)が安置されています。左に阿形(あぎょう)、右に吽形(うんぎょう)で、一般の仁王像の配置とは左右逆です。
- 鹿は可愛いですが、野生ですので、ケガをしないように気を付けましょう。
- 大仏殿の手前にある八角灯籠(国宝)は、再度にわたる兵火に耐えた東大寺創建当初のものです。
火袋の扉4面には、雲中を駆ける獅子、その間の4面には、それぞれ異なる楽器を奏でる音声菩薩(おんじょうぼさつ)が菱格子の透かし地に浮き彫りにされています。
- 大仏殿(東大寺金堂)(国宝)は、ご本尊(大仏様)が安置されているお堂。
創建当初のものは焼失し、現在のものは、江戸時代に再建された建物です。創建時は、横幅が88mあったそうですが、現在は、約57mとなりました。
- 東大寺と言ったら、大仏様(盧舎那仏(るしゃなぶつ)(毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)))(国宝)。
像の高さ 14.98m、頭部 5.33m、目の長さ 1.02m、耳の長さ 2.54m、台座の高さ 3.05m。
屋内座像としては日本最大の大仏で、全体が銅でできており、中は空洞になっています。
大仏様の右手の印相(いんそう)は施無畏印(せむいいん)で、恐れることはないですよ、という意味。
左手は与願印(よがんいん)で、願いを叶えて差し上げましょう、という意味を表しています。
大仏様の頭部にあるぶつぶつ、螺髪(らほつ)は、人間を超えた存在であることを示したものです。
一つの螺髪は、知恵の象徴で右巻きの渦巻き状になっており、一つ1.2kgあり、奈良の大仏様にはなんと492個の螺髪が頭の上にあります。
- 柱くぐり:大仏さまの右後ろにある柱の下に、四角い穴が開いています。この柱の穴は、大仏様の鼻の穴と同じ大きさだそう。
この穴をくぐり抜けると、無病息災や頭が良くなる、願いが叶うなどといわれています。
子供たちであれば、くぐり抜けるのは簡単かも。ちなみに私も通れました。^^
柱の直径:120cm、穴の大きさ:30 × 37cm。
- 二月堂(国宝)は、東大寺の東の端にあります。早春の風物詩、修二会(しゅにえ)(お水取り)の行事が行われるところで有名です。
二月堂の舞台からは眺めも良く、東大寺の境内、奈良市街や生駒山を一望することができます。
二月堂への石段には、唐草や青海波などの線刻模様があります。
- 法華堂(三月堂)では、奈良時代に作られた貴重な仏像が数多く見られます。東大寺ミュージアムに移されているものもあります。
- 転害門(てがいもん)(国宝):奈良のお寺は全て南が入り口(東大寺は南大門)になるが、転害門は京都の方から来る人のために造られた門
- 境内にある9棟(南大門・法華堂・鐘楼・大仏殿・開山堂・転害門・本坊経庫・正倉院正倉・二月堂)が国宝建造物に指定されています。
- 戒壇堂では、四天王像が見られます。
- 東大寺ミュージアムでは、「東大寺の歴史と美術」をテーマとした展示が行われています。
- 東大寺・興福寺・春日大社の奈良3大名所や国立博物館も時間があれば巡ってみましょう。
まとめ
東大寺には、数多くの貴重な建物が残されていますね。
東大寺に行って、巨大な大仏様、見てみませんか。
Have a nice trip!良い旅を!!